実家に帰る恐怖
父と母のことは、普通に好きです。
毎年、父の日、母の日、誕生日、お中元、お歳暮を贈ります。あと、ふるさと納税でおいしかったものや、祖母の命日にも、、、。
喜んでくれるから、つい色々贈ります。(食べ物などの消え物ですけどね。)
でも、出産時里帰りはしませんでした。
それは、実家が汚いからです。
私が小さいころ、父と母は2人とも働いていました。祖母が家には居て、家事全部をしていました。祖母は、家事の他にも果樹を作ったり野菜を作ったり、午後にはたまにお客さんが来てあん摩をして、私はずっと祖母と一緒でした。
祖母は母の親です、祖父が早くに亡くなってからは、祖母と母はずっと母子家庭で2人で暮らしてきました。そこへ、父が婿に来ました。
祖母は、家中を隅々まで掃除して、すべてピカピカでした。
なので、母はフルタイムで働いてはいましたが、掃除も料理もしなかったことになりますね。
その生活が、私が小学6年生のころに一変することになります。
祖母の痴呆症が原因でした。
それから、母もパートタイムになって介護をしつつ、その後、父も脳梗塞で倒れ、私が高校生の頃ようやく祖母は老人ホームに入所することになりました。
祖母の痴呆症あたりから、どんどん家が汚くなっていったと思います。
でも、まだそのころは生活することが精いっぱいですから、なるべく私が掃除していました。
大学生になり、私が家を離れた時には父と母の2人暮らしとなりました。
父は、脳梗塞でも奇跡的な回復を果たし、麻痺もなく普通の生活が送れる状態になりました。
そのあたりから、余裕も出て家は普通、綺麗になっていくのでしょうけど、それからも、どんどん家は汚くなっていくのでした。
ドンドンごみが増えていくという感じではなく、何も買わないし捨てない汚い家といった感じです。
私は、何度か家が汚いと言って母と大喧嘩していますが、母は私が潔癖症だから言うのだと思っているよう。
その証拠に母は、「〇〇さんちってば、汚くしてーー。だらしない人なんだな。」と言ったりしてますから、自分の家は汚くないと思っています。
水切りカゴには、底にビロビロの変な物や死んだ蚊みたいな物が浮かんでいるし、ふきんもいつから洗ってないんだろう、、、といった感じ。箸入れだって、砂糖の入れ物だって洗ったことあるんだろうか。
お風呂もトイレも、全部やばいです。
こういう状態だから、里帰り出産しなかったんですね。
汚家の良いところもあるんです。それは、私が主人と喧嘩しても実家に戻りたくないからなかなか家出をしないということです。笑
おととし祖母のお葬式で私が泊まった時は、子供がいませんでしたから朝は買ってきたパンとペットボトルの飲み物。コップも汚く、擦りガラスのよう汚れで曇っていて使いたくありません。
お昼や夜ご飯は、お葬式のゴタゴタで人が出たり入ったりですから、お弁当を買ったり、仕出し弁当でした。もちろん割りばしで食べます。のどが渇いた時は、ペットボトルのお茶などで過ごします。
夜は、車でお風呂屋さんへ行き、靴下と長袖長ズボンで寝る。靴下は、裸足でいると足裏がザシザシになるのを防ぎます。長袖長ズボンは、極力肌にゴミゴミしたものがつかないように。
台所や洗面所にかけてあるタオルは、無いか、あったとしてもとびきり汚れているので、ハンカチを持っておきます。
そこまでするのなら、私が家を片付けたらとお思いになる方もいるでしょう。
無理な理由は明らかです。母は、汚いと思っていませんから、片付けることは必要ないのです。その意味で、同意は得られませんし、同意を得たとしても私もドコから手を付けたらいいのか分かりません。それと、はっきり言って触りたくありません。
母は、「私が死んだら全部捨ててくれて構わないから。」と言っていますが、私は、「えっ、このきったない物たちを私が全部始末するの?」と内心思っています。
物が多いだけならともかく、ホコリやヘドロまみれ、ネズミの糞まみれの物を片付けるのは、思いやられます。
でも、私は父や母を、好きです。大学を卒業するまで育ててくれたのは事実ですし、感謝しています。
なので、おいしい物は送りたいし、子供も見せたいです。
今の場所へ引っ越して来る前は、実家から私のアパートまで電車で1時間半かからない距離でしたので子供を見せたい時は、私のアパートに泊まりに来てもらっていました。
8月末に、私と子供2人が実家へ行く予定です。タオルは使い古したのを持っていって使ったら捨ててこよう。子供の離乳食は買ったものにしよう。子供のスプーンも使い捨てのものを買って持っていこう。など考えてしまうと取り留めがなくなります。
家の子供には免疫つきそうです、、、。(ご批判あるかもしれませんが。)
ただツラツラと書いてしまいました。
今現在、顎にメンチョが出来ています。笑。早く膿が出きって治ってほしいです。
そのこともあって、心の膿(心の内)を出したくなったのかもしれません。